くずはシティファームについて
街中で、ちょっと立ち寄れる体験農園。
減りゆく農業風景を将来へ伝えるという使命のもと、
栽培体験のほか、出来た作物の食べ方を生活に取り入れるスタイルを提案します。
*くずはシティファームは、(株)マイファームのサポートを頂きながら、運営しています。
【なぜ農園を始めたか】
私は、枚方で生まれ、枚方で育ちました。
小さい時から、畑や田んぼのある風景で遊んでいました。
春は、祖母が作ってくれたいちごを友達と一緒にいちご狩りしたり、チョウチョ取りをしていました。
初夏には、夕方になれば蛍がほんのりと明るくあぜ道を照らし、
夜になれば真っ暗な夜道を神秘的に照らします。
夏になれば、田んぼでは白鷺の鳴く声や、夜になればそこら中からカエルの大合唱が聞こえてきます。
田植え前には、田んぼの真ん中に鳥の巣があり、
近寄れば母鳥が必死に雛を守る姿があります。
秋には、綺麗に実ったお米を家族、親せき総出で収穫し、満タンになった米袋をみんなで運び、
わいわいと楽しい時間があります。
冬には、田んぼ一面に積もった雪で雪だるまを作ったり、
電柱一本ない場所だったので、凧揚げができました。
この風景が、今、なくなろうとしています。
すでに20年ほど前から、畑や田んぼが減り、道路が通り、マンションやお店や立ち並ぶようになりました。
街としては発展しているのは良いことだとは思いつつ、
見渡す限りの田んぼが無くなり、どこにでもあるチェーン店が集まるような街に変わっていきます。
私は、この風景を将来へ伝えるため、この農園を始めました。
そして、昔からここに住んでいる方だけではなく、
引っ越しなどでこの場所へ来られた方達とも一緒に、
この風景を将来へ伝えていきたいと考えています。
園主 篠原